2年程前にふと思い立った「晩酌をやめよう」
禁酒ではありませんよ。
働き始めて35年以上、「休肝日」を意識して実行したことはありません。
妊娠中と授乳中、薬の服用、健康診断、など、「飲酒NGですよ」という時は飲んでいないハズですが。
365日晩酌が習慣化して30年は経っています。やめられるのかな?
ピロリ菌の除菌薬も、喫煙と飲酒してしまい断念した過去があるほど、お酒は友達のようなものでした。
アラ還おばさんは思うのです「お酒の味が好き?酔って楽しくなっちゃうから?飲んでいる自分のまわりの人は笑顔?」
う~ん。なんか何のために飲んでいるのかわからなくなってきた。
単なる習慣。
家で晩酌している自分は、本当に「惰性」。寝る時間が訪れるまでなんとなく飲んでいるだけ。明るい会話もありませんしねぇ・・・。
「女は黙って焼酎グビグビ」
これってストレスは感じないけど、なんだか無駄で空しい。よね?
私の母は生まれる前からスナックを経営しており、夜間大学生の父が母の店に飲みに来ていたことが縁で結婚しました。
母はアルコールと一心同体の人生で、毎日酒に飲まれている人でした。酔った母が父に絡み、夫婦喧嘩も常でした。子供の頃からそれが嫌だった。
「私は母と違うから大丈夫」
本当に?
「酒」と向き合う アラ還女の酒の飲み方
私も昭和の人。ご多分に漏れず、飲み始めの頃は「酒に強くなりたい」一心で、頑張って飲んだ飲んだ。
20代の会社勤めの頃は、毎晩同僚と飲み歩きで朝までなんてこともザラでした。
ビールを飲んでからカクテル飲んで、最後はバーボン。〆にラーメン屋に行ってまたビール・・・。わっ、若いネ。
30代は出産もあったのでやめた時期もありましたが、離乳後からは本格的な晩酌習慣が始まりました。
外で飲んで楽しかったこともあったけど、苦ーい思い出も多く、不思議とそっちの方がいつまでも覚えていたりするのですよ。
「最初はビール」が長い間お決まりの儀式でした。発泡酒が登場した頃、節約のために家での晩酌ビールを発泡酒に変更しました。
外のお店で飲むときは従来の「ビール」。でもいつしかそのビールが「なんだか濃くて飲みづらい」と感じるように。
ビールは乾杯だけで、あとはウーロンハイなどを飲むように。
しかし、なぜだかわからないけれど、40代半ば頃から、お店のウーロンハイや酎ハイを飲むとすぐに具合が悪くなってしまうようになってしまったのです。

なぜ飲めなくなってしまったのか考える
今考えればもう「お酒に喜ぶカラダ」ではなくなってしまっていたんだと思います。しかししかし、「お酒で喜ぶココロ」は失いたくない!
果たして「老い」のせいなのか?もう内臓がだめなのか?具合が悪くなってしまう原因を必死に考えました。
チャンポンはかなり前からやめていましたが、なんで?
その答えは何回かの失敗(すぐに嘔吐してしまう・・・)を繰り返した後に、やっと見つけ出すことができました。
その答えは「焼酎の種類」にありました。
お店の酎ハイは多くの場合、「甲類焼酎」を元につくられます。これがすでに受け付けられないカラダになっていたようです。
試しに、いいちこや二階堂や中々などの「本格焼酎」をオーダーするようにして、乾杯から麦焼酎を飲むようにしました。
この方法は私にはピッタリとはまり、晩酌はもちろん外で飲む際にも本格焼酎一本やりで飲むことにより、醜態をさらすことも(ほぼ?)なくなりました。
二日酔いもほとんどありません。
アラ還で見つけた 意外と経済的な飲み会オーダー術
地元で行きつけの店では、昔から好みの焼酎をボトルキープしています。
しかし、初めて行く繁華街のお店では本格焼酎の好みに近いものを、1杯ずつ注文して飲んでいました。
でも、どうせなら自分好みのボトルで飲みたいなぁ、と思うようになり、新しいお店を開拓する時は、焼酎ボトルについてwebで調べたり、電話して確認してリサーチするようになりました。
その結果、好みの焼酎がボトルで頼める店を見つけた時には気分もアガります!! ますは行ってみよう。
そこで居心地やおつまみメニュー等のフィーリングが合えばお気に入りのお店になります!が、加齢とともに気難しくなっているせいか、なかなかリピートしたいお店には巡り合えませんね。
結局、いつもの(決まった)お店しか行けませんが、いくつか行きつけがあればもうそれでよいと、思うようになりました。
≪初めてのお店で飲む時のオーダースタイル≫
★その店に麦or芋の本格焼酎があるかを事前に確認し、ボトルがあればボトルで注文して水割りセット で飲む
→ 残った焼酎は持って帰る(ボトルkeepはなし)
このスタイルで決まりです。自分の好みの濃さで、割り材で、好きなペースで 楽しく飲むことができています。
残った焼酎は家で飲むときにチビチビ飲めばよいのです。
一見割高なようですが、「お酒で喜ぶココロとカラダ」のためなので私にとってはちっとも高いとは感じません。
むしろ、本格焼酎を水割り(1杯約500円~)で数杯飲むよりも経済的だとも思います。
最初はビールや酎ハイの友人も、途中から一緒にそのボトルを飲むケースも結構ありますしね。
何より、数少ない友人と飲む大切な時間です。体と相談しながら自分のペースで時間を楽しめることがノンストレスですよ。
そうそう、最終手段で「持ち込みはOKですか?」と聞いてみて、持込料を支払ってOKなお店もありますよ。そんなわがままに応じてくれるお店は、貴重なので大切にして、もちろん定期的に通っています。
あと、ボトルお持ち帰りの際には、洒落たハンドバックでははみ出てしまうので、私のバック選びは「焼酎ボトルが入るか否か」が基本なのです。

長年の飲酒習慣にバイバイ。卒業晩酌(卒晩酌)のススメ
誰か私を変えて!何か起こって!変化を待っているのに!
自分の生活を変えたくて焦っているものの、何も進めず、数年間停滞したまま・・・。
筋トレ、頑張っているのに体重や体脂肪率に変化なし・・・。
youtubeの筋トレ先生は「筋トレにお酒は絶対ダメ」と繰り返しおっしゃっています。お酒をやめると、睡眠の質があがるとも書いてありました。
そういえば、最近夜中によく起きる、眠れない、「睡眠の質」がよくない気がする。
分かってはいるけれど、長年の習慣を変えるなんて無理だよね。「余計眠れなくなるんじゃないの?」「タバコやめたときみたいに太るんじゃないの?」
でも何か変えたい、できることから少しづつ・・・
早速「晩酌やめたい」「晩酌やめると・・・」なんてキーワードで検索結果を読み進めているうちに聞きなれない言葉が。
❝ソバーキュリアス❞
なんだこれ。ソバーとくれば長年愛した「ソバージュヘア」ですが、全く異なりこれは近年生まれた新しい言葉で、生活スタイルのことなんですって。

ソバーキュリアスってなあに?
sober(しらふ)」と「curious(好奇心)」を組み合わせた造語で「ソバーキュリアス」
飲めないわけではない、あえて飲まないのがクール、というわけ。
「これだ !!」
世にいうそれを自分なりに都合よく解釈し実践してみることにしました。
晩酌のやめ方
「晩酌をやめる」と考えたときに不安だったことは主に
➀口寂しくて太るのでは? ②余計に眠れなくなるのでは?
ということでした。
➀の対策として最初に思いついたことは
炭酸を飲む ことです。私は炭酸飲料を昔から飲まないけど、いけるかな?
スーパーの特売に合わせて「ウィ〇キン〇ン タンサン梅」をケース買いし、空腹にならないようにグビグビ飲みました。うん、いけそう。
炭酸ならお腹にたまるし、ダイエットにも良いとのことだったのでこの方法一択。
私の場合、徐々にやめるというよりは平日は完全に炭酸オンリーにして、週末だけ焼酎を飲む、というスタイルで始めました。
これが意外なほどあっさりと馴染んだことにびっくりしました。(禁断症状→夜中にこっそり飲みたくなるとか、もなし)
更に②については寝つきが悪くなることもありませんでした。
ただ、炭酸の空ボトルが膨大になり、収集日までに家の中であふれ返ることがストレスとなってきました。
そこでコストコで炭酸メーカーを買ってきて自家製炭酸に切り替えました。
https://www.costco.co.jp/c/Drinkmate-Starter-Kit-Series641/p/66804
これで炭酸水購入分、結構節約できるし、ペットボトル散乱問題からも開放されました。
梅フレーバーについては自家製梅干し作りの際にできる「梅酢」で代用、炭酸梅酢で健康にもよく、我ながらよく循環できていると思っています。
梅干し作りについてはこちら
現在では週末たまに夕食で外食する時には飲みますが、基本的には外で友人と会う時にだけ飲んでいるので、家での晩酌はほぼなくなりました。
晩酌をやめてよかったこと と 問題点
≪良かったこと≫
・経済的
・寝室に行ってから軽い筋トレやストレッチができる
・ヤル気になれば、勉強や趣味をする気力も残っている → 今はヤル気が出てこないけど
≪問題点≫
・友人と飲むと普段飲んでいないせいか、早く酔っぱらう気がする
・ハイペースで飲んでしまうせいか、テンパイしていることに気がつかず、記憶がまばら。(ex.お金払ったっけ? タクシーで帰ってきたよね? など)
飲めないわけではないけど、ダラダラ晩酌を卒晩酌して友人と楽しく飲む!
これが私なりの
ソバーキュリアス。
あとは、「今日はここでやめておこう」という自制心が、ちょい早めに働けば、coolなアラ還姉さんになれるのにな。